死臭除去は、特殊清掃の技術が必須です。
死臭は、何か別の臭いに例えることが難しいほど、独特な臭いがします。消臭施工にあたっては、現場以外にも被害が拡散している可能性があり、非常に困難です。さらに、死臭を除去するには、血液や体液の除去、原状回復の工事なども必要となってきます。一般的な消臭施工とは異なる、特殊清掃の技術や経験が必須です。
「孤独死があった部屋の臭いが取れません。 クレームが多く、どうしたものかと…。」
自社が管理する物件で、借り主さんが孤独死されていました。発見が遅れ、死後2ヶ月ほど経過していたので、少し死臭も…。そこで、家財道具の片付けや、クロスの張り替えなどを、リフォーム会社に依頼。もう解決したと思っていたのですが、他の借り主さんから、「どうしても変な臭いがする」とクレームが来ています。早急に対策をとりたいのですが…。
クリーナーズにお任せください!
汚染状況の調査をもとに、あらゆる方法で死臭を除去します。
死臭や血液の染みなどは、一般的なハウスクリーニングや内装工事だけでは、完全に落とすことはできません。血液、体液、汚物などを除去した後に、除菌・消臭施工も必要です。また、ハエなどの害虫駆除や、大幅な改修をせざるを得ない場合もあります。まずは、どこまで汚染対象が拡大しているのかを調査。あらゆる方法を用いて、死臭除去の目的を達成します。
近隣住民への配慮も大切です。
死臭除去の施工は、近隣の方々への影響に配慮して行うことが必要です。また、マンション資産価値の減少は、不動産会社様にとっても大問題となります。クリーナーズでは、廃棄物を、真空パックにして、臭いが漏れないように梱包。外へ運び出す際も、エレベーターや階段などに養生を行い、汚れや悪臭などが施設に付かないようにしています。
孤独死現場の消臭実例
当社が実際に承った孤独死現場での消臭施工の流れをご紹介します。
【1】 臭気判定士による臭気調査、消臭対策の検討
まずは、現場において、臭気強度を測定。これにより消臭施工後の臭気レベルを保証いたします。その上で、最適な消臭工法を検討し、施工全体の管理を行います。
【2】 腐敗体液の除去
ご遺体から漏出した腐敗体液が残されているケースの場合、まずはその腐敗体液を取り除く必要性があります。この際、感染症のリスクもありますので、スタンダードプリコーションに従って除去していきます。
【3】 内装解体・撤去
ご遺体から漏出した腐敗体液が内装材に染み込んでいる場合には、直接的な臭気源となる内装材を解体・撤去します。
【4】 特殊洗浄剤による死臭原因物質の吸着
直接的な臭気源を解体・撤去しても、天井や壁面の内装材には、死臭が強烈にが染み込んでいます。そこで、室内全体に吸着洗浄を施し、死臭の低減を行います。
【5】 特殊薬剤による臭気物質の分解
死臭の原因となる物質は多種多様です。そこで、状況に合わせたいくつもの薬剤を使用して、臭気物質を分解・消臭します。