豆知識
お客様から寄せられた質問及びその回答を載せています。
においについて
においのない状態を無臭と言います。 無臭とは反対に、感じることのできるにおいの中には、「良いにおい」と「悪いにおい」があります。 一般的に悪いにおいを「臭い」や「臭気」、良いにおいを「匂い」または「香り」と表現しています。
臭いとは
『悪いにおい』に含まれる臭気物質を大きく分けると、5つの系統に分類できます。
以下のにおいは、臭気発生現場でよくある代表的な臭いです。
硫黄化合物系(S系臭気)
物質名 | 化学式 | におい |
---|---|---|
硫化水素 | H2S | 腐ったたまごのようなにおい |
メチルメルカプタン | CH3SH | 腐った玉ねぎのようなにおい |
硫化メチル | (CH3)2S | 腐ったキャベツのようなにおい |
二硫化メチル | CH3SSCH3 | 磯臭いにおい |
窒素化合物系(N系臭気)
物質名 | 化学式 | におい |
---|---|---|
アンモニア | NH3 | 腐ったたまごのようなにおい |
トリメチルアミン | (CH3)3N | 腐った魚のようなにおい |
低級脂肪酸系(-COOH)
物質名 | 化学式 | におい |
---|---|---|
イソ吉草酸 | (CH3)CHCH2COOH | むれた靴下のようなにおい |
ノルマル格酸 | CH3(CH2)2COOH | 汗臭いにおい |
プロピオン酸 | CH3CH2COOH | 刺激的な酸っぱいにおい |
ノルマル吉草酸 | CH3(CH2)3COOH | むれた体臭のようなにおい |
アルデヒド類系(-CHO)
物質名 | 化学式 | におい |
---|---|---|
アセトアルデヒド | CH3CHO | 刺激的な青ぐさいにおい |
イソプチルアルデヒド | (CH3)2CHCHO | 刺激的な甘酸っぱい焦げたにおい |
イソバレルアルデヒド | (CH3)2CHCH2CHO | むせるような甘酸っぱい焦げたにおい |
イソブタノール | (CH3)2CHCH2OH | 刺激的な発酵したにおい |
芳香族系(有機溶剤臭)
物質名 | 化学式 | におい |
---|---|---|
酢酸エチル | CH3COOCH2CH3 | 刺激的なシンナーのようなにおい |
スチレン | C6H5CH=CH2 | 都市ガスのようなにおい |
キシレン | C3H4(CH3)2 | ガソリンのようなにおい |
消臭・脱臭の際によく使う用語
臭いについての用語をまとめました。消臭や脱臭作業について、参考になる語句などをご確認ください。
消臭・脱臭の際によく使う用語 「あ」行
- 悪臭
- いやなにおい強調するときに使い、生理的な面よりもむしろ、生理的に不快感を起こさせるにおいを称することが多い。
- 閾値
- (臭覚)閾値には検知閾値(絶対閾値ともいう)、認知閾値、弁別閾値がある。検知閾値は何のにおいかわからなくても何かにおいを感知できる最小濃度、 認知閾値は、何のにおいか感知できる最小濃度、弁別閾値は主ににおいの強度について感覚的に区別できる最小濃度である。
- エーテル臭
- MoncriefやAmoore,Zwaardema-kerが基本の一つとして挙げているのにおいで、Amooreは二塩化エチレンを標準物質として挙げている。
- オーデコロン
- 種類別名称にオーデコロン、オードトワレ、パヒュームコロンがある。
- オゾン脱臭機
- オゾンは、悪臭のにおい分子を強力に酸化をして、においの無い物質に変化、分解させて、においを消す性質があります。
そのオゾンの機能を用いて脱臭する機械です。家庭用でも業務用でもあります。
消臭・脱臭の際によく使う用語 「か」行
- かび臭
- 閉鎖性水域での富栄養化に伴う藻類の異常繁殖に起因して生成される2-メチルイソボルネオールやジオスミンに代表されるにおいで、 上水道で問題になっている臭い水の原因臭気である。
- 嗅覚脱失
- においを完全に感じなくなった状態をいう。
- 原臭
- 基本臭と同じ意味に用いられる場合以外に、臭気を脱臭した「処理臭」に対して、未処理の臭気を「原臭」と称することもある。
- こげ臭
- 煙草やコーヒー、焼きパンのにおいやゴム焼臭に対してイメージされ、ピリジン、フェノール、グアヤコールなどがこの種のにおいの代表とされる。
- ゴミ屋敷
- 生活ゴミがたくさん出ることにより、その臭いが地域の環境衛生に被害を及ぼすことがあります。
ゴミをなかなか捨てられず、ゴミ屋敷となっている場合もあります。
消臭・脱臭の際によく使う用語 「さ」行
- 酸臭
- ギ酸や酢酸などの酸性物質の「すっぱい」におい。
- 選択的順応
- あるにおいAに対して順応したとき、はかのにおいBに対しても検知閾値が著しく上昇することがある。
- シックハウス
- シックハウスとは、化学物質過敏症・アレルギー・アトピーなど様々な体の不調を引き起こす住居のこと。
室内にいると「頭痛」「めまい」「咳が出る」「息苦しい」「目がチカチカする」など体調が悪くなるなどの症状が出ます。 - 臭気濃度
- 臭いの強さを測る指標のひとつです。
一般的に数が少なければ少ないほど微量でわかるということになり、臭いが強いということになります。
消臭・脱臭の際によく使う用語 「た」行 「な」行
- たまねぎ臭
- メチルメルカプタン、硫化メチル、二硫化メチルなどの硫黄化合物系の悪臭の物質的イメージによく用いられる。
- 中和法
- いい香りを使っていやなニオイを感じなくする方法。
トイレに芳香剤を置くような方法は臭いの根本を絶つわけではなく、別の臭いで悪臭が感じないようにすることで中和を図ります。臭いの対策の1つです。 - 特定悪臭物質
- 悪臭防止法(1971)第2条に基づいて指定される「不快な臭いの原因となり、生活環境を損なうおそれのある物質」です。
- なまぐさ臭
- 生魚および生肉のにおいや血のにおいなどの総称で、鮮度の落ちた魚介類などから発生するトリメチルアミンなどが代表物質として挙げられる。
- 認知閾(値)
- においを嗅いで、それが何か、またはそれがどんなにおいか表現できるそのにおいの最低濃度を認知閾(値)という。
消臭・脱臭の際によく使う用語 「は」行 「ま」行 「や」行 「ら」行
- 減菌
- 微生物を特に限定せずその量を減少させることを除菌といいます。消毒と同じように器具・用具などについて使われる事があります。
- 非金属触媒
- 貴金属以外の金属を単体または化合物の形で活性物質とした触媒をいう。
- フェロモン
- 昆虫など同種間に「においの信号」として使われる化学物質をフェロモンという。
- ブルースト効果
- においがある特定のにおいと連合した過去の経験を鮮明に起こさせる特異性があることをプルースト効果という。
- 誘引剤
- 人や家畜、作物などに害を及ぼす昆虫や動物の感覚器官に受容される物質を用いて、昆虫や動物を誘い集めるための製品の総称である。
- 溶剤臭
- 有機溶剤のにおいで、アルコール、ケトン、アルデヒド、エーテル類、芳香族化合物および有機塩素化合物等が主な成分として挙げられる。
- 溶剤臭
- 有機溶剤のにおいで、アルコール、ケトン、アルデヒド、エーテル類、芳香族化合物および有機塩素化合物等が主な成分として挙げられる。
- 冷却剤
- 低温濃度法で試料捕集管を冷却するもの。特定悪臭物質の分析では、冷却剤として液体酸素(沸点-183℃)が用いられる。
消毒について
消毒は特定の微生物・胞子や芽胞など休眠状態のものも含めて、人畜に対して病原性のある有害な微生物の数を減らすために用いられる処置法で、必ずしも微生物をすべて殺滅、除去するものではありません。
消毒対象物に存在している病原性のある微生物を、その対象物使用しても害のない程度まで減らします。
消毒薬の種類と殺菌能力
殺菌能力 | 消毒薬 |
---|---|
高レベル | グルタラールアルデヒド |
中レベル | 塩素系、ポピヨンドヨード、アルコール類、塩化ベンザルコニウム+エタノール、 グルコン酸クロルヘキシジン+エタノール |
低レベル | 両面界面活性剤、逆性石鹸、グルコン酸クロルヘキシジン |
主な消毒薬一覧
陽イオン界面活性剤
- 塩化ベンザルコニウム
- 塩化ベンゼトニウム
作用機序 | 第4級アンモニウム塩で、陽イオンを持つ原子団が菌体表面の陰イオン部分に吸着し、さらに細胞内に浸透して細胞膜の構造を破壊する。 |
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特徴 | イオン界面活性剤(逆性石けん)。消毒効果と界面活性作用による洗浄効果を有する。 石けん(陰イオン界面活性剤)との混合により効力が低下するので、十分 に石けん分を洗い流した後に使用。金属器具の長時間浸漬時には防錆剤の亜硝酸ナトリウムを添加。 皮革製品、合成ゴム・合成樹脂製品、光学器具、鏡器具、塗装カテーテル等へは使用しない。 |
両性イオン界面活性剤
- 塩酸アルキルジアミノエチルグリシン
- アルキルポリアミノエチルグリシン
作用機序 | 細菌の細胞膜表面の界面張力を低下させて、細胞膜の損傷やタンパクの変性をもたらす。 殺菌力は中性~アルカリ性で強い。 |
---|---|
特徴 | 両性イオン界面活性剤で、低毒性。石けん(陰イオン界面活性剤)の洗浄作用と、陽イオン界面活性剤の殺菌作用を有している。 脱脂作用があり、手洗いにはあまり用いられない。器具や環境消毒に用いられる。 金属器具の長時間浸漬時には防錆剤の亜硝酸ナトリウムを添加。 石けん(陰イオン界面活性剤)との混合により 効力が低下するので、十分に石けん分を洗い流した後に使用。 |
ビグアナイド系
- グルコン酸クロルヘキシジン
作用機序 | 陽イオンを持つことから菌体表面の陰イオン部分に吸着し、比較的低濃度で細菌の細胞膜に障害を与え、細胞質成分の不可逆的な漏出や酵素阻害を起し静菌的に作用する。 比較的高濃度(0.01%以上)で細胞内のタンパクや核酸の沈着を起し殺菌作用を現わす。 |
---|---|
特徴 | 低毒性。創傷部位、手洗い、手術野に繁用される。アレルギー性接触皮膚炎に注意。 膣や膀胱など粘膜面への使用でショックの報告があり、また脳・脊髄、耳への使用により難聴、視覚障害を起すことがあるので禁忌。 金属器具の長時間浸漬時には防錆剤の亜硝酸ナトリウムを添加。 石けん(陰イオン界面活性剤)との混合 により効力が低下するので、十分に石けん分を洗い流した後に使用。 |
アルコール系
- 消毒用エタノール
- イソプロパノール(イソプロピルアルコール)
作用機序 | アルコールの物理的性質と微生物の生物的反応により殺菌作用を現わす。菌体膜を透過しやすく、溶菌、タンパク変性、原形質阻害、代謝機構阻害を起す。 |
---|---|
特徴 | 抗菌スペクトルが広く短時間で効力を発揮するので、広範囲に繁用される。 他の消毒薬との混合使用で効果を高める。粘膜や創傷部位には刺激があるので用いない。 脱脂作用があり、頻回の皮膚への使用は適さない。合成ゴム・合成樹脂製品、光学器具、鏡器具、塗装カテーテル等は変質することがあり、長時間の浸漬はしない。 金属器具の長時間浸漬時には防錆剤の亜硝酸ナトリウムを添加。揮発性で引火しやすいので注意。 イソプロパノールは消毒用エタノールと同等の効果を有する(ロタウイルスやアデノウイルスには効力弱い)。 安価ではあるが、毒性や脱脂作用は消毒用エタノールより強い。 |
ヨウ素系
- ポビドンヨード
作用機序 | ヨウ素の酸化作用により菌体タンパク中の-SH基、=NH基、-OH基などを酸化・破壊して、細胞内のタンパクを変質させて殺菌作用を示す。殺菌力は中性~アルカリ性で強い。 |
---|---|
特徴 | 抗菌スペクトルは広い。ヨウ素にキャリアーであるポリビニルピロリドンが結合した水溶性複合体で、徐々にヨウ素を放出するので毒性は低く、人体に広範囲で用いられる。金属腐食作用が強い。 皮膚や衣類などを着色するが、洗えば取れる。 石けん(陰イオン界面活性剤)との併用は効力が低下するので、石けん分を十分に洗い流した後に使用。 長期間・広範囲の使用による血中ヨウ素濃度上昇の可能性がある。ヨウ素過敏症に注意。 |
- ヨウ素
作用機序 | ヨウ素の酸化作用により菌体タンパク中の-SH基、=NH基、-OH基などを酸化・破壊して、細胞内のタンパクを変質させて殺菌作用を示す。殺菌力は中性~アルカリ性で強い。 |
---|---|
特徴 | 抗菌スペクトルは広いが、皮膚刺激が強いので使用は減少し、同系のポビドンヨードが代わって繁用されている。金属腐食作用が強い。皮膚や衣類などの着色に注意。 長期間・広範囲の使用による血中ヨウ素濃度上昇の可能性がある。ヨウ素過敏症に注意。 |
色素系
- アクリノール
作用機序 | 生体内でイオン化して、陽イオン部分が細菌の細胞の呼吸器酵素を阻害する。 |
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特徴 | 低毒性で生体組織に刺激を与えず、緩徐な効果。 皮膚や衣類などの着色に注意。アレルギー性接触皮膚炎に注意。 |
水銀系
- マーキュロクロム
作用機序 | 皮膚・粘膜に塗布すると水銀イオンを解離し、タンパクと結合し、静菌作用を示すが、殺菌作用はあまり強くない。 |
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特徴 | 低毒性、低刺激性で皮膚刺激は少ない。殺菌力は弱いが、持続的である。 皮膚や衣類などの着色に注意。皮膚過敏症の副作用がある。 創傷部位に用いられるが、水銀中毒の恐れがあるので、長期間・広範囲には用いない。 公害規制の問題から最近はあまり用いられない。 |
過酸化物系
- オキシドール
作用機序 | 血液や体組織に含まれるカタラーゼにより分解して発生期の酸素を放出し、強力な酸化作用により殺菌作用を示す。漂白作用、脱臭作用も有する。 |
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特徴 | 殺菌作用と、発生する大量の酸素の泡が洗浄効果を有し、汚れた外傷に繁用される。 浸透性が弱く、持続力も長くないので、低濃度・短時間での殺菌作用は弱い。 低毒性、低刺激性であるが、発癌性の報告がある(マウスに長期大量投与で十二指腸腫瘍が発生)。 |
塩素系
- 次亜塩素酸ナトリウム
作用機序 | 水と接触して次亜塩素酸(HOCl)または塩素ガス(Cl2)を生成し、主に次亜塩素酸の作用により殺菌作用を示す。細菌の細胞膜に浸透して酵素タンパク、核タンパクの-SH基を分解して殺菌作用を示す。またウイルスの構成タンパクなどを酸化して不活化する。 漂白作用、脱臭作用も有する。中性~微アルカリ性で使用することが望ましい。 |
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特徴 | 強力な消毒薬で、漂白作用も有する。濃度0.1%(1000ppm)以上は強アルカリ性で刺激が強い。 金属腐食作用が強い。金属器具、繊維製品、皮革製品、光学器具、鏡器具、塗装カテーテル等は変質することがあり、長時間の浸漬はしない。 酸性の洗浄剤と併用すると大量の塩素ガスが発生するので禁忌。独特の塩 素臭がある。 |
アルデヒド系
- ホルマリン
作用機序 | 分子中のアルデヒド基(-CHO)が、菌体タンパク中の活性基(-NH2、=NH、-SH等)などと反応してタンパク合成阻害等により殺菌作用を示す。アルカリ性で反応が速くなる。 |
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特徴 | ガス化して病室内等の燻蒸消毒に用いられる。ヒトへの使用は不適。 刺激臭があり、また眼や呼吸器系への刺激があるので吸入に注意。 ホルマリン臭の除去にはアンモニアガスを用いる。 |
フェノール系
- クレゾール石けん液
作用機序 | タンパクとゆるく結合しタンパク変性を起す。 高濃度で細菌タンパクを凝固させ、低濃度で細胞壁に作用して溶菌させる。 また細胞膜に対する浸透性が強く、細胞膜の機能低下・破壊を起し、細胞質のタンパクと結合して酵素作用を不活化し細菌を死滅させる。 |
---|---|
特徴 | 腐食性で皮膚刺激が強く、損傷皮膚から吸収されやすいので、ヒトへの使用は不適。 殺菌作用と石けんの洗浄効果を有し、有機物の影響を受けにくく、しかも有機物への浸透性が良いので、糞便・喀痰等の消毒に用いられる。また環境消毒(開放性結核患者の病室等)にも用いられる。 皮膚、衣類、ゴム、プラスチックなどの着色に注意(水洗いでは除去できない)。 独特のクレゾール臭がある。 |
消毒についての用語集
消毒についての用語をまとめました。参考になる語句などをご確認ください。
消毒の際によく使う用語 「あ」行「か」行
- 院内感染
- 院内感染とは医療施設(病院,診療所等)の中で起こった感染,又は入院中に受けた感染を言う。院内感染を受ける対象は,患者だけでなく,医療従事者,訪問者も含まれます。
- ウイルス
- 遺伝子であるDNAもしくはRNAとそれを守る役割をするカプシドと呼ばれるタンパク質 からなります。
インフルエンザウイルスなどはウイルスの中でも有名です。 - A型ウイルス肝炎
- A型ウイルス肝炎の症状は 全身がだるい食欲が無い事など半数以上に認められます。 A型肝炎ウイルスによる肝炎は、B型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスによる肝炎と異なり、慢性化することはほとんどない。 現在、国内における感染事例はあまり報告されていませんが、海外渡航者の感染事例がたびたび報告されています。
- 衛生教育
- 衛生教育とは個人と集団が健康を保ち、回復することを学ぶ過程をいう。 この 衛生教育 の目的を効果的に達成するには、人々がどのにして行動いろいろ色々な方向に発展させていくかが検討されなければならない。
- O-157
- 正式名称は、「腸管出血性大腸菌感染症」または「ベロ毒素産生性大腸菌感染症」です。
感染力は非常に強く、100個程度のO-157が身体の中に入っただけでも、病気を起こしてしまいます。 - 隔離
- 隔離とは感染してる人または動物を感染している期間中外から引き離すことをいう。 これらの感染者または感染動物から排出された病原体が直接間接的に他のものに伝播することを防ぐことを目的とする。
- 川崎病
- 川崎病とは発見者の、川崎富作先生さんという名前にちなんで通称この呼ばれている。 川崎病は乳幼児に発生する急性発熱の疾患のこと。1967年に初めて報告された。 川崎病は高熱が続き、両目が赤く充血し、唇が真っ赤になり、舌がイチゴ状に赤くなり、喉の粘膜も赤く腫れ、手足や体に大小さまざまな形の発疹が出、首のリンパが腫れて痛がり、手足が硬く腫れ、手のひらや足の裏が全体に赤くなります。
消毒の際によく使う用語 「さ」行
- 殺虫剤
- 殺虫剤とは、動物や植物また害虫駆除するのに用いる化学剤をいう。
- サルモネラ食中毒
- 代表的な感染型食中毒の一種。
サルモネラ菌が家畜や家禽に分布するため、食肉や鶏卵などからの汚染食品原因となることが多いです。 - 食中毒
- 害・有毒な微生物や化学物質等毒素を含む飲食物を人が口から摂取した結果として起こる下痢などの症状を引き起こす原因。 食中毒菌あるいは毒物で汚染された飲食物の摂取により集団的に発生する大腸菌O-157もその一つである。
- スタンダードプリコーション
- すべての湿性生体物質は、何らかの感染性を持っている可能性がある、という概念を前提にした対策の総称。
湿性生体物質・・血液、汗以外の体液(唾液、鼻汁、喀痰、尿、便、腹水、胸水、涙、母乳など)、傷のある皮膚、粘膜など。 - 赤痢
- 赤痢は急性感染症大腸炎で、細菌性とアメーバ性の二種類に分かれる。 特徴としては世界的に蔓延し特に栄養状態の悪い発展途上国で見られることが多い。
消毒の際によく使う用語 「た」行 「な」行
- 手洗い
- 手洗いは手指衛生ともいい、感染を防ぐ上で非常に重要なことは世界の常識になっています。
インフルエンザは飛沫感染以外にも、手指を介して接触感染しますので、手洗い、手指消毒は非常に重要です。 - 伝染期間
- 感染源として生物、あるいは動物がその持っている病原体を直接間接に他の人動物に移っていく過程の中の期間を伝染期間という
- ノロウィルス
- ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、一年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。
ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。
健康な方は軽症で回復しますが、子どもやお年寄りなどでは重症化したり、吐ぶつを誤って気道に詰まらせて死亡することがあります。
消毒の際によく使う用語 「は」行 「ま」行 「や」行 「ら」行
- 日和見感染
- 日和見感染とは健康人であれば通常観感染起こすような無害、または弱い毒性の微生物によって感染発症することをいう。 日和見感染には、対象者高齢者や赤ちゃんなど免疫の機能が弱いものの場合には日和に感染を起こしやすい。
- 病院感染
- またの名を院内感染という。
原因微生物の存在、生体の感染しやすい部位の存在、感染症を発生させるのに十分な菌量、感染経路の成立などの条件が満たされることが必要です。 - 法定伝染病
- 伝染病予防法に特定されている伝染病。レラ・赤痢・腸チフス・パラチフス・痘瘡・発疹チフス・猩紅熱・ジフテリアなどの種類があります。