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外国の病院における死後処置と特殊清掃

2011年11月7日
カテゴリー：死臭, 院内感染

■　外国の病院における死後処置の実際　■

ブログをお読みいただきありがとうございます。消臭・消毒のクリーナーズのスタッフ、山田です。今回は「外国の病院における死後処置と特殊清掃」についてです。

死後処置については日本の病院の場合と、他の国の場合は当然ですが異なります。
国家が違えば当然文化も異なるわけで、病院で実施される死後処置もそのひとつです。

ある書籍にイギリス・ロンドンのノースミドルセックス大学病院(イギリス・ロンドン)における
血中ウイルス感染症院内感染予防対策マニュアルの一部があるので参考にこちらにご紹介いたします。

【遺体の取扱い及び処置】
1 . 遺体は本方策に従い安置する。
2 . 血液又はその他の感染の可能性がある体液との接触が予想されるときは予防衣を着用する。
3 . 遺体からカニューレ及び他の鋭利物を取り除く。
4 . 創傷、静脈カニューレ刺入部位、及び他の損傷皮膚を防水性ドレッシング材で覆う。
5 . 遺体に残ったドレーンを切り、切った部分に栓をする。
6 . 体液が漏出する創傷、あるいは開口部に吸収性の材料を詰める。
7 . 「感染の危険あり」のステッカーを遺体に貼り、書類を添付する。
8 . 最終処置が完了すれば、遺体を家族及び友人に会わせることができる。
9 . 血中ウイルスが同定された、あるいはその感染が強く疑われる遺体、外的に血液汚染のある遺体は、プラスチック製の死体袋に入れる。
10. 遺体を死体袋に入れた後は、感染の危険がなくなり予防衣は不要である。

前にブログに書きましたが、イギリスでは死体袋にご遺体を入れる文化があります。
死体袋の使い方などは日本でも利用の機会が多くはないかもしれませんが、孤独死でかなり腐敗が進んでいる場合には近隣住民への影響を考えて特殊な死体袋が必要な場合もあります。そういった部分はウイルス感染症の危険性があることも、日本も外国も変わりません。

そういった参考になる部分はどんどん取り入れて業務に活かしたいと思います。

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死後硬直と耳からの出血による特殊清掃

2011年11月4日
カテゴリー：エンバーミング

■　死後硬直と耳からの出血による特殊清掃　■

ブログをお読みいただきありがとうございます。消臭・消毒のクリーナーズのスタッフ、山田です。今回は「死後硬直と耳からの出血による特殊清掃」についてです。

死後硬直ですが聞かれたこともあるのではないでしょうか？死後硬直とは、死後一定時間がたつと骨格筋が強直し、体が硬くなる現象のことです。
さらに時間がたつと軟らかくなり、法医学で、死後経過時間の判定に利用する際に用います。

この死後硬直ですが、強さと発生には個人差があります。口を閉じるために顎バンド又は包帯等を用いることがありますが、口の閉口は顎の筋肉の死後硬直に関係します。長期間口を動かす行為の咀嚼をしていない場合は、死後硬直は発現しても弱いかあるいはほとんどありません。
また強度に浮腫が出現している場合も死後硬直はほとんど起こりません。

他にもご遺体の症状としては多々ありますが、耳からの出血している場合があります。
鼻腔・口腔からの出血とともに耳から連続的に流れ出る場合は、顔がうっ血して、顔全体や部分的(まだら)に紫色に変色している可能性が高いです。
その他耳からの出血が起こるのは、耳腔の損傷や頭蓋骨骨折などによって著しく頭部に損傷がある場合などで、突然死（急性の正常病など病気などで倒れる瞬間に強く頭を打ったなど）の場合にはあります。

出血が多いと腐敗や特殊清掃の困難性も高まりますが、耳からの出血によりそのことが確認できます。
そういった場合などもちろん、クリーナーズは深い知識を有して現場の早期解決に取り組みます。

顔の腐敗ガスと腐敗性変色

2011年11月2日
カテゴリー：腐敗臭

■　顔の腐敗ガスと腐敗性変色　■

ブログをお読みいただきありがとうございます。消臭・消毒のクリーナーズのスタッフ、山田です。今回は「顔の腐敗ガスと腐敗性変色」についてです。
ご遺体についての変化の話です。

クリーナーズでは孤独死などの人が亡くなった後の清掃、いわゆる特殊清掃を行ったりも業務でしますが、ご遺体など死に直面することも多々あります。

ご遺体ですが、生殖機能の停止などによって身体に多くの変化が現れます。
例えば「目のまわりが緑色に変色する」ということもあります。これは、時間が経過するうちに、突然目の周囲や鼻、口の周囲が緑色に変化してくることがあります。また顔が次第に赤紫色に変化することもあります。これらは、腐敗性変色といわれるもので、目に見えるようになって気付くので、突然という表現をするが、死亡から次第に腐敗が進行しているわけです。

他にも、顔が風船を膨らましたように大きくはれてくるというケースもあります。
顔の様子の変化にはじめに気付くのは、目の周囲ですが、瞼が膨らんだ様子に気がつくとその後の変化は速く、瞬く間に顔全体が大きく腫れ上がり変貌していきます。皮下に腐敗ガスが発生しているというのが理由です。唇は腐敗ガスによってむくれあがり、人相はまったく変貌してしまいます。このようになるとご遺族との対面がちょっと難しくなります。
個人のプライバシーを尊重して、対面は避ける配慮が必要なときも出てきます。

ご遺体を見る機会は多くありません、だからこそ、そういった場合の配慮もクリーナーズではケアを行い安心いただける業務の取り組みを行っているのです。

特殊清掃と宗教及び慣習とイギリスの死体袋

2011年11月1日
カテゴリー：死臭

■　特殊清掃と宗教及び慣習とイギリスの死体袋　■

ブログをお読みいただきありがとうございます。消臭・消毒のクリーナーズのスタッフ、山田です。
今回は「特殊清掃と宗教及び慣習とイギリスの死体袋」についてです。

今回は日本とイギリス文化の違いからです。
日本では人が亡くなった際にはお葬式を行いますが、地域などによってそのやり方が異なったりします。もちろん慣習や宗教的な儀式の違いはどこにでもあります。
そういった場合は、故人及び家族の意向を尊重しますし、ご遺体の配慮なども意向をお聞きした上で進めるのが通常です。

慣習や宗教的な儀式を取り行う場合は、遺体からの感染の危険性に配慮した携わり方で行われることが望ましい。皮膚から体液の漏出がある、体液が貯留する水疱が出現している、出血があるなど感染の危険性がある場合は、携わる人々の安全を考慮して、それらを簡略化するまたは行わないとする判断と家族の理解が大切に感じます。ご遺体に対する観念も異なりますので。

他方、話が変わってイギリスの話になりますが、イギリスでは葬祭に関わる方や医療関係者さんの感染予防対策として、遺体は死体袋に納めて搬送するそうです。死亡場所、死亡状況に関わらず、搬送する際すべての遺体に使用されることによって、死体袋が破損しない限り従事者の安全は守られる、となっているそうです。これも文化の違い、国の感覚の違いでしょうか。

日本ではまた異なります。どちらがいいかということではないですが、感染症予防をより重視した結果、なのかもしれません。

部屋消臭や消毒にあたってのディスポーザブル手袋

2011年10月31日
カテゴリー：感染症予防

■　部屋消臭や消毒にあたってのディスポーザブル手袋　■

ブログをお読みいただきありがとうございます。消臭・消毒のクリーナーズのスタッフ、山田です。
今回は「部屋消臭や消毒にあたってのディスポーザブル手袋」についてです。

クリーナーズでは、部屋消臭や消毒、特殊清掃にあたっては手袋をつけて業務を行います。
作業中での鋭利なものでの負傷の危険もありますので手袋をつけてますが、感染症予防の意味もあります。

通常、手袋には滅菌済みのものと未滅菌のものがありますが、例えばご遺体を取り扱う場合は滅菌、別の作業の場合には未滅菌というわけではありません。
医療機関では手術などの際には最新の注意が必要なので滅菌の手袋をしているかと思いますが、遺体に接する作業を行う場合は滅菌済みの必要はありません。
破れにくく手首まで十分に被える未滅菌手袋が使い勝手がよく作業に応じて、肘まである長くて厚手の手袋の使用も必要だったりします。

最近では、手袋の代用品と称して手肌のコート剤が市販されていますが、こういったものの目的は保護材は、主に手荒れの予防、手肌の保護に使用される医薬部外品なので、感染防御物品として手袋の代用というわけではありません。作業中に手を負傷する危険もあるので手袋をつけております。

微生物やハエ・細菌の培養と増殖

2011年10月28日
カテゴリー：殺菌・消毒

■　微生物やハエ・細菌の培養と増殖　■

ブログをお読みいただきありがとうございます。消臭・消毒のクリーナーズのスタッフ、山田です。今回は「微生物やハエ・細菌の培養と増殖」についてです。

ご遺体であったりゴミ屋敷であったり、微生物やハエ・細菌が増えやすい環境、という場所があります。
通常、細菌類は条件が整えば倍々と2分裂をくり返し増殖しますが、ウイルスは、生体細胞がないと生息することや増殖することもできません。ご遺体などは正に両者を兼ね揃えているのですが、だからこそご遺体には早めに冷却や火葬などが必要です。

細菌類は、栄養(水分と養分)と温度、酸素又は炭酸ガスがあればどこでも生息、増殖も可能です。
汚く湿潤させておくと、細菌は湿潤環境で増殖をしていきます。細菌の栄養は、様々で、種類によってはブドウ糖を必要としたりしなかったり、消毒剤成分まで分解して栄養にしてしまう細菌もあります。栄養は、発育させて培養する場合と、ただ生息する場合とでは必要量が極端に異なります。培養の場合は、目的とする菌に必要な栄養素、ミネラル(微量元素)、温度、酸素、炭酸ガス、発育阻害物質の除去等の条件の整った培地で培養を行うようです。

ちなみにですが、下記の質問わかりますでしょうか？

「今日1円、明日2円、あさって4円と倍々に積立てた場合、その日の積立て額が、1億円を超えるのは、何日目でしょうか?」

答え：28日目。

細菌は、ブドウ球菌のように条件が良いと30分に1回、2分裂して増殖する。仮に30分に1回2分裂を繰り返すとして、1個あったブドウ球菌が、1億個に達する時間は、たったの14時間なんです。遺体は、微生物の増殖にとって良い環境になってしまうことからて微生物が増殖しないように早い時期の冷却と火葬が必要でなんです。

感染予防実践と冬場のインフルエンザ菌の発生

2011年10月27日
カテゴリー：感染症予防

■　感染予防実践と冬場のインフルエンザ菌の発生　■

ブログをお読みいただきありがとうございます。消臭・消毒のクリーナーズのスタッフ、山田です。今回は「感染予防実践と冬場のインフルエンザ菌の発生」についてです。

職業人として、という言葉を久しく聞かなくなってしまいましたが、職業人はプロとしての誇り高い仕事への取り組みの言葉だと理解しています。
プロとしてのスポーツ選手は、優勝争いから脱落したとしてもCSに進出機会を逃したとしてお、1人でもお客さんが来て応援してくれる以上その人のためにプロらしいプレーを実践する、ということです。

クリーナーズのような消臭・消毒などに取り組む職業人としては、感染の可能性や感染予防に高い意識を持つことが当然です。
しかし一般の人々の間では、病原体が目に見えないことから感染の危険性に対する認識が十分ではありません。例えばご遺体からの感染は、職業として携わる人々にとって、労働安全衛生の基本的な問題といえますし、従事者の安全と同時に、遺族やその他携わる人々が安心して死者を葬ることができる感染予防対策が必要と思います。

もちろんクリーナーズ以外の人の死亡から火葬までの間に遺体に携わる人々、例えば葬祭業従事者、医療従事者、警察官等、の方と同じように、感染予防について深い造詣を持つことが大事です。特に、近年は血中ウイルス感染症等、様々な感染症(新興感染症・再興感染症)が問題となり、今後はさらに未知なる感染症の出現が予想される以上、感染症事情は大きく変わっていることから、科学的根拠に基づいた感染症予防対策を実施していくことが大事と思ってます。

クリーナーズはそのような対策を常に考慮して業務に専念しております。

家族への遺体状況の説明や腐敗臭現場での確認

2011年10月26日
カテゴリー：腐敗臭

■　家族への遺体状況の説明や腐敗臭現場での確認　■

ブログをお読みいただきありがとうございます。消臭・消毒のクリーナーズのスタッフ、山田です。
今回は「家族への遺体状況の説明や腐敗臭現場での確認」についてです。

故人様が孤独死で不動産管理会社様よりご相談をいただく、というケースがあります。
この場合現場検証を行い確認しつつ、状況を明確化していきます。その後ご遺族様に連絡を行い被害や費用面についてのご相談を行う、というのが普通の流れですが、ご遺族様が遠方などでどうしてもご遺体を確認しない、またはできない場合もあります。

通常はご遺体について、特殊清掃作業を始める前に、家族に遺体の状況を知ってもらったり、故人で間違いないか確認を行います。
そして、故人様の腐敗が強度の場合は、顔を見ることは死者のプライバシー保護のため、差し控えることが望ましいということで、ご遺体を全てではなく一部だけであったり遺留品などで確認を行い、人目にふれないお別れの仕方を勧めることもあります。

そういった場合、被害の点などわからないため業務に伴う費用負担面で問題になることもありますし、うまく説明を聞いていただけない場合もあります。
お互いに意見は尊重できますが、このあたりは難しい部分です。故人様も死後、自分のことで問題発生してほしくないのが本音でしょう。
といっても難しい問題が横たわってしまうこともあります。

災害時での遺体収容と部屋消臭などの消臭消毒作業

2011年10月25日
カテゴリー：腐敗臭

■　災害時での遺体収容と部屋消臭などの消臭消毒作業　■

ブログをお読みいただきありがとうございます。消臭・消毒のクリーナーズのスタッフ、山田です。
今回は「災害時での遺体収容と部屋消臭などの消臭消毒作業」についてです。

災害時でのご遺体については火葬場が倒壊していることなどもあって、まずは土葬を行うという場合もあります。ケースバイケースですが特別な扱いなので十分な配慮が必要になってきます。ご遺体と災害時での状況などを簡単に。

●災害時での遺体収容
災害時の遺体収容については、遺体を死体袋に納めた後、死体袋表面に貼付されているプレートに遺体発見者、遺体発見日時、発見場所、発見時の状況、遺体の身元確認の有無、性別、大人・小児、損傷強度・対面不可等判明しているなどの情報を明記する、とされてます。もちろんケースバイケースです。

●災害時での身元確認
災害時でのご家族・ご親族による身元の確認を行う際は、死体袋についている小窓からの対面とし、感染予防対策上ご家族が直接遺体に触れないように配慮すべきです。損傷が強度の場合は、心情を察し直接の対面は避けることや遺留品の確認に留めるなどの配慮をしたほうがいいのでしょう。

●災害時の死体袋の活用
災害時、死者が多数の場合は非常事態として例外的に、安置は死体袋のままとしているそうです。できれば死体袋の上から全体を白布で覆うべきでしょう。
死体袋のメリットは、損傷による血液・体液・排泄物等の漏出を防ぐためだけでなく、仮に数日間一時保管する場合において、死体袋が破損しない限り腐敗した体液等が漏れ出さない、腐敗臭をある程度まで防げるというメリットもあります。

全てケースバイケースなので、その時々の状況下によることは当然なのですが、こういった場合にご遺族とのご対面のタイミングも含め、デリケートで難しい問題が多々あります。死体臭等の問題も徐々に表面化してくることも問題の一つですが。TV映像などではあまり出てこないですが、さまざまな問題があります。

ただ、ご遺族、故人様、そして生きている住居や近隣の方への配慮など総合考慮しなくてはいけません。難しい部分です。

故人とご遺族とのプライバシーの保護

2011年10月24日
カテゴリー：未分類

■　故人とご遺族とのプライバシーの保護　■

ブログをお読みいただきありがとうございます。消臭・消毒のクリーナーズのスタッフ、山田です。
今回は「故人とご遺族とのプライバシーの保護」についてです。

クリーナーズでは秘密厳守で業務を行ってます、当然ですが、守秘義務や個人のプライバシーに関して触れることはいたしません。
プライバシーは他者から干渉されないことの意の他に、他人には秘密にしておくこと、私事を他人には知られたくないことの意味ですが、死者のプライバシーを保護する考え方は、死者を人として尊厳するうえで大切な考え方です。

想像でしかないですが、死者がどのようにプライバシーの保護を望んでいるかは誰にもわかりません、数多くのご遺族との経験から、死者の他人には知られたくないプライバシーはさまざまなケースがあります。

・病気や事故等による外観の変貌の様子
・死亡の状況(自殺、他殺等)及び死因等、第三は生体から死体へと変化した様子

などはプライバシーにあたると思います。
クリーナーズはご遺体に接する機会もありますし、深い悲しみを背負ったご遺族にもケアを行うプロフェッショナルです。
故人様のプライバシーやご遺族のプライバシーをを守る考え方を基本理念として深く理解した対応を心がけています。

エンバーミングと半永久的な安らかな姿

2011年10月21日
カテゴリー：エンバーミング

■　エンバーミングと半永久的な安らかな姿　■

ブログをお読みいただきありがとうございます。消臭・消毒のクリーナーズのスタッフ、山田です。
今回は「エンバーミングと半永久的な安らかな姿」についてです。

先日エンバーマーについてご紹介しました。
エンバーミングは、遺体に、防腐・殺菌処理を施し、生前の姿に修復する技術のことです。エジプトのミイラなんかもその発想です。
エンバーミング自体は古代エジプトに始まり、キリスト教団を中心に世界の国々に広まり、有名な歴史上の人物ではリンカーン、ケネディ、レーニン、マリリン・モンロー、毛沢東などなどにエンバーミングの技術が用いられたといわれています。

海外ではエンバーミングがよくあり、例えば日本人でも海外で死亡した場合、エンバーミング(防腐処置)が行われて帰国することがあります。
近年、わが国でも同技術の導入により、エンバーミングが行われた遺体を取り扱うことがある。エンバーミングが行われた遺体は、感染の可能性はない。また、火葬までの間、冷却保存の必要はない。

海外の医療機関で亡くなった場合などでは冷蔵設備のある病院の霊安室に安置されることもありますが、そういった環境がない場合には、家族の事情で帰り先が決まらず何時間も放置されるケースも多々あります。30℃をはるかに超えるような場合は帰宅後腐敗現象の出現は早いですし、ご遺族との再会時には早期に納棺した場合とは異なるケースもあります。

どちらにしろ諸問題が生じてきます。

死化粧師～エンバーマー間宮心十郎～と死臭消臭腐敗臭

2011年10月20日
カテゴリー：エンバーミング

■　死化粧師と死臭消臭腐敗臭　■

ブログをお読みいただきありがとうございます。消臭・消毒のクリーナーズのスタッフ、山田です。
今回は「死化粧師と死臭消臭腐敗臭」についてです。

ちょっと前ですが興味深い漫画やドラマをやってました。
「死化粧師～エンバーマー間宮心十郎～」ドラマ
 「死化粧師～エンバーマー間宮心十郎～」コミックス

「遺体に防腐・殺菌処置を施し、半永久的に遺体を安らかな姿に保たすことができる技術、エンバーミング。その技術者、エンバーマーの間宮心十郎を中心に描く“命”を見つめるハートフルドラマ。」

仕事柄ご遺体に接することも多いですが、死化粧師さんについて。
一般的に日本人ですが、控えめで自然な死顔を望むのが普通かと思います。美意識には個人差があり、化粧のない顔が良い場合や、また反対に普段から化粧をしていたのでやつれた様子は忍びないと感じる場合など様々ですが、第三者が化粧を行う場合は、家族の要望なども踏まえて行うことも多いです。

よく言われていることは、ご遺体は、目を閉じており無表情なので、汚れをきれいに取り除き生体のメーキャップよりも控えめな薄化粧にとどめ、年齢に応じた化粧であることが望ましくご遺体は、体温が降下する、血液の就下によって血色がなくなる、皮膚の乾燥が進む点に留意しなくてはいけません。

死後処置が終了したら、顔にさらし、ガーゼ、ハンカチなどの白い布をかけないといけません。
白い布をかけるのは、人道的には、死者をみだりに人目に曝さないプライバシーの保護が目的である。なお安置する間に顔にホコリがあかるのを防ぐことや、皮膚の乾燥防止、鼻・口にハエが飛来するのを防ぐためでもあります。

ドラマの中でのコメントなど思うことは多々ありますが、エンバーミングについて真剣に見ていただくとまた違う見方ができるのではないでしょうか。

ご遺体と手袋とユニバーサルプレコーション(標準予防策)

2011年10月19日
カテゴリー：感染症予防

■　ご遺体と手袋とユニバーサルプレコーション(標準予防策)　■

ブログをお読みいただきありがとうございます。消臭・消毒のクリーナーズのスタッフ、山田です。
今回は「ご遺体と手袋とユニバーサルプレコーション(標準予防策)」についてです。

今回は感染症の話です。簡単な質問に「結核で死亡した遺体の搬送時、遺体にガーゼマスクは必要か？」などという質問があります。

飛沫感染についてですが、結核は空気感染(飛沫核感染)によって起こります。
結核は、患者が咳とともに空気中に放出した飛沫核(結核菌)を細胞まで吸入した場合に感染しますので、患者が咳をするときは、患者にガーゼマスクをかけてもらい飛沫核の発生を防止することによって空気感染を予防することができますが、遺体は咳をしません。
したがって、結核で死亡した遺体にガーゼマスクをつけて搬送する必要はありません。

ユニバーサルプレコーション(標準予防策)は感染症予防について、ご遺体に接するものなら知っておく必要のある内容の事項です。
医療関係者さんなら知っているかと思いますし、クリーナーズでもそういった対処は知識として備えています

感染性疾患などに関しては、すべての遺体の目視できる湿性の血液・体液・排泄物等は感染の危険性があるものとして扱うようにしています。
疾病の有無によって感染リスクの高低を判断せず、感染の危険性を考慮します。

だからこそ手袋をつけ業務に取り組むわけです。

風呂場での突然死・孤独死と死臭

2011年10月18日
カテゴリー：腐敗臭

■　風呂場での孤独死と死臭　■

ブログをお読みいただきありがとうございます。消臭・消毒のクリーナーズのスタッフ、山田です。
今回は「風呂場での孤独死と死臭」についてです。

お風呂場での突然死・孤独死は冬場になると増えてきます。お風呂場での死亡は、湯につかっていた場合と洗い場で湯につかっていない状態での死亡とでは、腐敗の進行に違いがかなりあります。それは湯につかっていた場合は腐敗の進行は速いですし、また発見されるまでの時間も腐敗の進行に影響を及ぼします。

水につかっているためその水も腐敗水として臭いの元になっていくからです。通常季節にもよりますが、ご遺体を布団などにに安置して2日間位も立ってくれば、悪臭が感じられるようになる。いわゆる死臭・腐敗臭の発生です。

なので、ご遺体を安置する病院などでは通常ドライアイスを使用して腐敗を抑制したりしますが、腹部に適切に装着されていないと、その効果はないに等しいため、腐敗臭の発生を抑制するには、できるだけ早期にドライアイスを腹部に直接装着することが必要と言われています。だからこそ、ご遺体の発見が遅いとかなりの腐敗が進行してしまうわけです。

ところでこういった場合のご遺族への配慮は本当に難しい状況であったりします。病院などの医療機関以外の場所での死亡については、予期していない、さらにご遺体の状況について悲惨な状況の場合があり、突然の死を余儀なくされた家族の動揺と悲しみを察すると心が痛みます。

そういった最期を迎えた故人とご遺族をケアすること、これも必要です。

死後の髭とマリーアントワネットのギロチン

2011年10月17日
カテゴリー：死臭

■　死後の髭とマリーアントワネットのギロチン　■

ブログご覧いただきありがとうございます、クリーナーズスタッフの三宅です。
今回のテーマは「死後の髭とマリーアントワネットのギロチン」です。

少し変わったテーマですが、死後の話について。
ご遺体に触れる機会もあるクリーナーズの業務ですが、ふとしたときにある不動産管理会社のオーナーさんに聞かれたことがあります。
「前に孤独死された方なんやけど、普段きれいにひげを剃ってたのに亡くなったときには髭が生えていたのは、ひょっとして死後に髭はのびるの？」

聞かれてふと思い出しましたが、死亡直後に剃ったはずの髭が、次の日には少しのびているということは実際にあります。ただ髭については「髭は亡くなった後でものびる」と錯覚してしまうが、死後に髭はのびることはなくて、皮膚が乾燥して収縮し、皮膚の中に隠れていた毛根が出てきたため、のびたように見えるというものなんです。事情を話すると納得していただきましたが。

またご遺体の話だと、フランス革命でマリーアントワネットが最期ギロチンにかけられた後、その顔が硬直して目が開いたという話を聞いたことがあります。
これは、マリーアントワネットの呪いではなく、閉じていたはずの瞼が開いてきたのは、皮膚の乾燥なんです。
時間が経過すると瞼の乾燥が進み、次第に開くことがあります。そういった人体の作用なんですが、その光景を後世まで伝説として伝えているようです。
余談ですが、ご遺体について死後処置で瞼の内側に脱脂綿を薄く入れたりする行為は時間経過に伴う眼球の陥没の防止と乾燥による開眼防止のため、なんです。

生命の停止はさまざまな症状が現れます、だからこそ、そういった知識をしっかり知っておく必要があります。

堺市美原区での猫の死体回収とゴミ回収と消臭

2011年10月14日
カテゴリー：ゴミ屋敷

■　堺市美原区での猫の死体回収とゴミ回収と消臭　■

ブログご覧いただきありがとうございます、クリーナーズスタッフの三宅です。
先日堺市美原区に行ってきた際のブログです。
先週、堺市美原区で、ゴミ屋敷･ゴミ回収のご依頼があって行ってきました。

そこではゴミ屋敷･ゴミ回収だけではなくて、飼い主さんが猫が飼われていたのでいわゆる猫屋敷でもあったのですが、現場に行ってみると何匹もいる猫の中で一匹だけがぐったりしてました。
現場の勘が働くのでその際には瞬間的にピンときましたが、臭いを含めてすでにこの猫は死んでました。

猫も人も、死臭･死体臭がした際にはピンと来ます、独特の経験があるとわかるにおいです。
猫も動物ですので猫が死ぬと死臭･死体臭など悪臭が発生し、腐敗してしまいます。

飼い主さんのご了承をいただいた上で、猫の処分及び不用品の整理などの作業を分けてお見積もり＆作業を行いました。
猫の死体回収･ゴミの回収･および消臭作業となりました。
猫屋敷・ゴミ屋敷、合わさった場合も大丈夫です、整理整頓の収集がつかなくなった場合にはお力になります。

猫の死体回収やゴミ回収の消臭のご相談はクリーナーズにお任せください。

出血傾向と出血過多による床や絨毯の被害度合

2011年10月13日
カテゴリー：死臭

■　出血傾向と出血過多による床や絨毯の被害度合　■

ブログをお読みいただきありがとうございます。消臭・消毒のクリーナーズのスタッフ、山田です。今回は「出血傾向と出血過多による床や絨毯の被害度合」についてです。

今回は「血」に関してのテーマです。血は口の中など切ると鉄分の味がするかと思います。
ちなみに、テーマの出血傾向とは、手足を打ったり、転んだりした覚えが全くないにもかかわらず、皮下や粘膜下に紫斑、溢血斑、血腫などができたり、またちょっとした外傷で出血しなかなか止血しない、このような状態が全身にしばしば認められる病態をいいます。

出血傾向の原因は、血管の障害、血小板の異常、血液凝固障害などですが、出血傾向による死後出血は、早い人では死亡直後から出血し始める。
大半は死後数時間が経過した後に出血し、連続的だそうです。

さらに、ご遺体の腐敗が進行し、腐敗臭が強く全身が変色、膨張するころになると鼻腔・口腔からの出血を伴います。
出血は鼻腔・口腔にとどまらず、顔の皮膚の毛穴や眼からも涙様に流れ出すため、この出血は腐敗が進行していくにしたがって強度となり、止血をしたとしても故人のプライバシーを遵守し、その後の対面は避けたほうがいいでしょう。

通常、ご遺体自体が激しい腐敗による変貌が著しい場合は、死体袋に納め冷却し、死者が人目に曝されない配慮されますが、その出血により床や絨毯に被害が伴った場合は死臭の原因となっていきます。

被害度合でわかりますが、そういった場合にはまずクリーナーズにご相談ください。

葬祭業従事者の美徳とご遺体に際した古い慣習

2011年10月12日
カテゴリー：感染症予防

■　葬祭業従事者の美徳とご遺体に際した古い慣習　■

ブログをお読みいただきありがとうございます。消臭・消毒のクリーナーズのスタッフ、山田です。今回は「葬祭業従事者の美徳とご遺体に際した古い慣習」についてです。ご遺体に接する者として労働安全衛生の基本的知識が必要ですが、それは遺体に携わる業務上、血液・体液・排泄物等による曝露事故を招く場合があるたじめです。

昔まで、ご遺体を素手で携わることが葬祭業従事者の美徳とされてきました。
特殊清掃に関わるものとしてこの美徳は理解してますが、安全衛生上ではかなり危険です。
近年は血中ウイルス感染症等、様々な感染症(新興感染症・再興感染症)が問題となってきています。

今後はさらに未知なる感染症の出現が予想されますし、刻一刻と感染症事情は大きく変わってきています。誤った古い慣習が事故を招く危険があるわけです。
われわれ特殊清掃に関わるものも、葬祭業従事者等も科学的根拠に基づいた感染症予防対策を実施していくことが必要と思います。

知識を持たずに安易に携わったことによって、本人だけではなく家族をも巻き込み、感染症の発病という不幸を招く結果にもつなげないために、と感じます。
そういった高い知識と研鑽を積むからこそ、満足いくサービスをご提供できるのです。

火事現場での消臭とトータルコンサルタントと松原市でのご相談

2011年10月12日
カテゴリー：火災消臭

■　火事現場での消臭とトータルコンサルタント　■

ブログをお読みいただきありがとうございます。消臭・消毒のクリーナーズのスタッフ、山田です。今回は「火事現場での消臭とトータルコンサルタント」についてです。

最近松原市のほうで火事現場の消臭のご相談に行ってきました。
火災現場の隣ですが、賃貸マンションなので管理人さんが臭いで住居人から困っていると言われて、というご相談でした。

ドラマではある富豪の方が偶然泥棒に入られるのですが、やっつけようとした瞬間急死してしまいます（元々心臓疾患があった）、で泥棒は盗んで逃げるのですが、暖炉のストーブがそのままで火事になってしまうというストーリーでした。
内容は名探偵刑事がいて解決していくのですが、一見健康そうに生活していた人が急に死亡するとほんとに大変です。

特に、このドラマの場合には、被害者は既に心臓疾患で亡くなっておりそのまま火災にあったため、外傷はほぼわからず死因を確認するうちにようやく火災の死因ではなくその前に突然死で亡くなっていたなどがわかるというおとでしたが、外因による死亡のうち頭部に著しい外傷があり、頭骨が破損しその損傷が顔の形状にまで及ぶなどがあれば、鼻腔・口腔からの出血が出たりするのでこの場合は外傷から判断できます。

さらに外傷に加えて、その影響で鼻腔・口腔からの出血は頭部の損傷部からの失血があったり、連続的な出血があればわかります。
もちろんドラマでの一場面ですが、そういった火事に関する被害や死因なども知っておく必要がありますし、クリーナーズではお客様に専門分野について受けた質問はプロとしてお答えできないといけないと思ってます。それがトータルコンサルタントとしての使命です。

死体・死者・ご遺体の取扱い

2011年10月11日
カテゴリー：エンバーミング

■　死体・死者・ご遺体の取扱い　■

ブログをお読みいただきありがとうございます。消臭・消毒のクリーナーズのスタッフ、山田です。
今回は「死体・死者・ご遺体の取扱い」についてです。

特殊清掃時などではご遺体を扱うこともあります。警察での対応に委ねることは当然なのですが、遺族からすると死者はまだ生きており、第三者の死者に対する取扱いは、時として人としての取扱いが望まれる場合と物体として取り扱わなければならない場合とがあります。

死者を物体として取り扱う状況は、死後処置やドライアイス処置等を行う場合などのときです。それらの行為は、遺族が死者と肉体的な別離の時を向かえるために必要な処置である。腔部の詰めものを行う際やドライアイスの装着時には、遺族に痛々しさ、惨めさを感じさせる。遺体を物体として取り扱う場合は、遺族の目にふれない配慮やそういう場所をできるだけ公開しない方がいいです。

またご遺体に化粧を行う場合もあります。いわゆる死化粧ですが、この場合にはご遺体も人として扱っているといえることでしょう。
最期のお別れのときにきれいなお顔で旅立つお手伝いをする、そういったこともご遺体の取り扱いにはあります。

クリーナーズでは直接的に死体・死者・ご遺体を取り扱う機会は少ないですが、このような視点を持っておくことは大事です。

堺市で部屋の消毒と猫の死体のご相談

2011年10月7日
カテゴリー：死臭

■　堺市で部屋の消毒と猫の死体のご相談　■

ブログをお読みいただきありがとうございます。消臭・消毒のクリーナーズのスタッフ、山田です。今回は「部屋の消毒と猫の死体」についてです。
部屋の消毒の際に、一緒に様々なご相談をいただくことがあります。

・部屋消毒と一緒に害虫駆除を行って欲しい
・部屋消毒と一緒にゴミ屋敷の掃除も行って欲しい
・部屋消毒と一緒に神棚処分も行って欲しい
・部屋消毒と一緒に遺品整理も行って欲しい

などなど、部屋消毒が目的ではなく「人が普通に利用できるように住環境を戻して欲しい」ということが目的を踏まえてご要望をいただきます。
前にですが、堺市で部屋の消毒と同じく猫の死体の処理に関してのご相談をお聞きしました。

犬は狂犬病などのワクチンを打つことが決まっていたりするので登録をしたりしていると、犬が死んだ際には市役所や役所などに届出が必要な場合があります。
猫の場合は、環境局の各区事業所に依頼すれば亡くなった後の対応をしてくれます。

ただ臭いが残ってしまうことも多くあることと、猫の臭いは好きな方にはいいですが猫アレルギーの人もいるので原状回復しようと思うと消臭作業が必要です。
死体を火葬や埋葬して欲しいというご要望はちょっと難しいですが、亡くなった猫の思い出はずっと持ち続けていただきたいですね。

UR賃貸について不用品回収やゴミ屋敷整理

2011年10月6日
カテゴリー：ゴミ屋敷

■　UR賃貸について不用品回収やゴミ屋敷整理　■

ブログをお読みいただきありがとうございます。消臭・消毒のクリーナーズのスタッフ、山田です。今回は「UR賃貸について不用品回収やゴミ屋敷整理」についてです。
UR賃貸はUrban Renaissance　の賃貸の略です。UR賃貸は現在ＵＲ都市機構の管理の下になっています。

ＵＲ都市機構自体、かつての都市公団から受け継いだ全国約77万戸の賃貸住宅を居住の安定に配慮しつつ、ＵＲ都市機構が管理しています。
UR賃貸自体は、都市公団の賃貸住宅（公団住宅）に代わって、都市再生機構の英語略称（Urban Renaissance Agency）「ＵＲ」を冠して、「ＵＲ賃貸住宅」といわれる様になってますが、この旧公団でも今はよくご相談いただいてます。

今では全国77万戸、その数は圧倒的な数の公団住宅があります。サイトにもありました。
●ＵＲ賃貸住宅【関東エリア】
●ＵＲ賃貸住宅【関西エリア】
そしてこの公団での不用品回収、ゴミ屋敷整理や孤独死に伴う死臭除去や遺品整理が今では問題になってきています。

UR賃貸自体の老朽化に伴う大規模修繕も必要ですが、それ以外には住居人も家族でお住まいだったものが、子供も大きくなり成人になり家庭を持つと老夫婦だけが残るというケースも増えてきています。
そうなると、介護であったり多くの問題も出てきますし孤独死も問題が表面化します。

そういった問題をまず予防できればと思いますが・・・。難しい問題です。

大阪市の東淀川区上新庄のほうで死臭脱臭

2011年10月5日
カテゴリー：死臭

■　大阪市の東淀川区上新庄のほうで死臭脱臭　■

ブログをお読みいただきありがとうございます。消臭・消毒のクリーナーズのスタッフ、山田です。今回は「大阪市の東淀川区上新庄のほうで死臭脱臭」についてです。
クリーナーズでは首都圏や関西などからご相談いただくことがありますが、今回は大阪の上新庄でのご相談です。

上新庄といえばナインティナインの岡村さんの実家がある上新庄です、前にテレビでやっていました。
でこの上新庄のある東淀川区は昔淀川の北側にある地域なのでどちらかというと湿地帯で、農業で肥えた土地でもない分あまり恵まれた環境ではなかったそうです。
ただ地域的には梅田に10分～15分という場所なので、住宅を建てて通勤に便利になってくるにつれて駅周辺には店ができ商店が立ち並び活気が出てきました。

今は幼稚園や小学校もそうですし、大阪経済大学なんかもあり、上新庄と聞くと「結構便利のいい所、または学生の町」というイメージがありますね。
と余談になってしまいましたが、その上新庄で死臭脱臭で行ってきました。

死臭脱臭のご相談もよくありますが、臭いの感覚でどれくらいの被害度合なのかがわかってきます。
都会や新しいマンションが多くなればなるほど近所付き合いなどが希薄化してきて、なかなか死臭や異臭に気付かないことがあります。お隣さんがいても出張がちだと長期不在で孤独死状態でも気付かないこともあれば、脱臭が必要なくらいに隣に被害が拡散するころにはかなり被害や損傷がひどくなっていることもあります。

難しい問題ですが、このような死臭脱臭のご相談についてもクリーナーズにお任せください。

吹田で室内消毒業者をお探しの場合には

2011年10月4日
カテゴリー：部屋に漂う悪臭

■　吹田で室内消毒業者をお探しの場合には　■

ブログをお読みいただきありがとうございます。消臭・消毒のクリーナーズのスタッフ、山田です。今回は「吹田で室内消毒業者をお探しの場合には」についてです。
吹田といえば万博ですが、吹田市にはいろいろな有名なものがあります。ローソンが最初に第一店舗目を出したのは吹田だったり、駅の自動改札が初めて導入したのは阪急の吹田の北千里駅だったり、あとは北千里駅周辺のスターバックスにはガンバ大阪の外人選手のラフィーニャがいたりします。

そんな吹田市ですが、前に室内消毒のご相談で行ってきました。
消毒の際にはご相談内容は多々ありますが、業者さんでしたら医療機関関係や飲食関連が多いです。また何かの事故があった場合の事後処理としての消毒関連も多いです。日本では病院で亡くなる場合が80％でそれ以外の場合は20％、末期治療などで家で看病する場合以外ではあまり望まれない死の場合が多いため、その場合には何らかの事後の対応が必要な場合があります。

今回のご相談は室内消毒業者ということで、ある不動産管理会社さんの関連で行って来ました。
孤独死後の消毒ということでしたが、室内消毒を行ったうえで虫駆除など被害の損傷具合を確認しましたが、それほどひどくなかったので現場の室内だけで消毒作業が完了でした。

この吹田あたりも千里ニュータウンも70年代有名になりましたが高齢化してきた町並みなので再開発が進んできています。
時代と共に住宅も町も変わっていきますね。

ゴミ屋敷掃除と虫駆除

2011年10月3日
カテゴリー：ゴミ屋敷

■　ゴミ屋敷掃除と虫駆除　■

ブログをお読みいただきありがとうございます。消臭・消毒のクリーナーズのスタッフ、山田です。今回は「ゴミ屋敷掃除と虫駆除」についてです。
先日も吹田の江坂のほうのお客様よりご相談があってゴミ屋敷掃除に行ってきました。

ゴミ屋敷掃除のご相談ですが、まずはお電話でご相談いただきそのまま御見積りにお伺いして日程調整、という内容で進めましたが、ゴミ屋敷をご相談いただく際に感じることがあります。

それはゴミ屋敷については、可能であればで結構ですけれども、出来ればごみ片付けはご自身でやれるところまで頑張ってみていただければと思います。
なぜならば、ゴミ捨てを当社のような業者に任せてしまえば楽に片付けてもらえることはいいのですが、それではゴミの溜め癖は治らないのではないのかな、と思うからです。
ゴミを溜め込んでしまうと体にも良くないのは事実です、というわけで、出来るだけ溜め込まないように頑張ってみてください。

といってもゴミ屋敷になってくると虫が寄ってきて虫駆除も必要になる場合も多々出てきます。
だからこそプロの力が役立つわけです、ゴミ屋敷掃除と虫駆除を行いながらそのようなことをふと考えてしまいました。

ゴミ屋敷掃除と虫駆除などのご相談はクリーナーズにまずはご相談ください。

納棺時に素手？手袋？ご遺体の秘密

2011年9月30日
カテゴリー：感染症予防

■　納棺時に素手？手袋？ご遺体の秘密　■

ブログをお読みいただきありがとうございます。消臭・消毒のクリーナーズのスタッフ、山田です。今回は「納棺時に素手？手袋？ご遺体の秘密」についてです。

クリーナーズでは特殊清掃のお仕事や、ご遺族様また故人様に関する仕事を行うことがありますが、一般的にお葬式の際に故人様を納棺するのですが、その際に素手で触るのか手袋で触るのかということで葬儀会社の方と話をしたことがあります。聞くと、以前は素手だったそうですが、伝染病などのこともあり今は手袋をつけて触るそうです。

故人様が穢れているとご遺族様に思われるので素手で触るほうがよいという意見もありまが、もし何かしらの理由で素手で触り感染した場合、葬儀会社に勤めるご本人様はいいのですが、そのご家族、お子様、家庭を持っている皆さんに伝染病がうつることをその故人様は望んでいるのか。また仕事をする皆さんが望んでいるのかと考えると、やはりしっかりとした対策を行うほうがよい。という今の考えだそうです。

特殊清掃時のマスク使用の秘密

2011年9月29日
カテゴリー：未分類

■　特殊清掃時のマスク使用の秘密　■

ブログをお読みいただきありがとうございます。消臭・消毒のクリーナーズのスタッフ、山田です。今回は「特殊清掃時のマスク使用の秘密」についてです。

特殊清掃でご依頼いただいた際に、マスクを使うことがありますが、そのマスクをクリーナーズではまず最初は使いません。なぜ使わないのかというと、マスクを使う必要というものがないからです。使う必要がないという理由は、マスクを使うとなるとその臭いを感じることが難しくなります。

そのため、ご相談いただいて現場を確認する際にはマスクは使いません。においを感じることで、どれだけの腐敗があるのか、その腐敗を除去するためどれだけの作業内容が必要なのか見ることが、経験則として必要なので、マスクは使わないのです。
クリーナーズがマスクを使わない理由は、こういった理由です。

消毒やウィルス対策に見る居酒屋の掃除チェックシート

2011年9月28日
カテゴリー：食中毒予防

■　消毒やウィルス対策に見る居酒屋の掃除チェックシート　■

ブログをお読みいただきありがとうございます。消臭・消毒のクリーナーズのスタッフ、山田です。今回は「消毒やウィルス対策に見る居酒屋の掃除チェックシート」についてです。

以前に居酒屋での現場の話をしましたが、調理場ではなく、お客様に料理を出すいわゆるホール担当の場合には、トイレの掃除が役割としてあったりもします。居酒屋では、飲みすぎてトイレで食べたものを戻したりする方もいるので、常々綺麗に掃除をしておかないといけません。

そしてトイレの中に、何月何日何時何分に誰が掃除したのかを描くチェックシートが置いてあったりしますが、そういった対策を頻繁に行わないと、食中毒やウイルス対策になりません。

また、店側の対応としても、二時間に一回は掃除をしている。衛生管理上できることは最大限にやっていた。よってノロウイルスの発生に関して、店側の大きな落ち度は考えにくい。という一種の対策として使うこともできます。
掃除チェックシート、一度ご覧になられてはいかがでしょうか。

ゴミ屋敷処理清掃に見る自然の生態系

2011年9月27日
カテゴリー：害虫駆除

■　ゴミ屋敷処理清掃に見る自然の生態系　■

ブログをお読みいただきありがとうございます。消臭・消毒のクリーナーズのスタッフ、山田です。今回は「ゴミ屋敷処理清掃に見る自然の生態系」についてです。

先日兵庫県の尼崎市に、ゴミ屋敷の処理清掃でご相談いただき、仕事を行ってきたのでが、ゴミ屋敷処理の場合は、虫を見かけることがあります。

ゴキブリやシロアリ、またカビといった自然の生態系でよく見かける虫です。軒下にはスズメバチがいたりすることもありますが、食物連鎖の関係からいくと、木があればシロアリが発生し、食料があればゴキブリが発生し、そこにカビが生え、また、蝿が発生し、蛆虫（うじ虫）が孵化し…というように、食べ物のあるところには虫が発生していきます。

そして蝿がいれば蝿を食料とするハエトリグモなどが発生し、食物連鎖がスタートします。生きとし生けるもの、自分が生きるためには必死です。そういった自然の生態系を、ふと感じたりすることがあります。

マスクの種類と用途に合わせた消臭対策

2011年9月26日
カテゴリー：感染症予防

■　マスクの種類と用途に合わせた消臭対策　■

ブログをお読みいただきありがとうございます。消臭・消毒のクリーナーズのスタッフ、山田です。今回は「マスクの種類と用途に合わせた消臭対策」についてです。

クリーナーズが使うマスクですが、そのマスクにもさまざまな種類があります。インフルエンザなどが発生した際には、ドラッグストアやコンビニで売られている通常のマスクを使う方も多かったですが、そうではなく、もっと厳重なマスクを使うこともあります。

さらに、テロ対策なので海外の警察や軍隊などがマスクをつけていることがありますが、ああいったマスクも時と場合によっては必要になります。

軍隊では、どのような毒ガスや化学兵器があるのか分からないので、厳重な対策予防を行う必要があるため、外側へ息を吐くことができても、外向きにしか開かないドアのように、息を吐くと弁が開くのですが、外気からは入ってこれないというような仕組みになっています。常に何かの予防のため、マスクの種類も変えて対策を行います。