外国の病院における死後処置と特殊清掃
■ 外国の病院における死後処置の実際 ■
ブログをお読みいただきありがとうございます。消臭・消毒のクリーナーズのスタッフ、山田です。今回は「外国の病院における死後処置と特殊清掃」についてです。
死後処置については日本の病院の場合と、他の国の場合は当然ですが異なります。
国家が違えば当然文化も異なるわけで、病院で実施される死後処置もそのひとつです。
ある書籍にイギリス・ロンドンのノースミドルセックス大学病院(イギリス・ロンドン)における
血中ウイルス感染症院内感染予防対策マニュアルの一部があるので参考にこちらにご紹介いたします。
【遺体の取扱い及び処置】
1 . 遺体は本方策に従い安置する。
2 . 血液又はその他の感染の可能性がある体液との接触が予想されるときは予防衣を着用する。
3 . 遺体からカニューレ及び他の鋭利物を取り除く。
4 . 創傷、静脈カニューレ刺入部位、及び他の損傷皮膚を防水性ドレッシング材で覆う。
5 . 遺体に残ったドレーンを切り、切った部分に栓をする。
6 . 体液が漏出する創傷、あるいは開口部に吸収性の材料を詰める。
7 . 「感染の危険あり」のステッカーを遺体に貼り、書類を添付する。
8 . 最終処置が完了すれば、遺体を家族及び友人に会わせることができる。
9 . 血中ウイルスが同定された、あるいはその感染が強く疑われる遺体、外的に血液汚染のある遺体は、プラスチック製の死体袋に入れる。
10. 遺体を死体袋に入れた後は、感染の危険がなくなり予防衣は不要である。
前にブログに書きましたが、イギリスでは死体袋にご遺体を入れる文化があります。
死体袋の使い方などは日本でも利用の機会が多くはないかもしれませんが、孤独死でかなり腐敗が進んでいる場合には近隣住民への影響を考えて特殊な死体袋が必要な場合もあります。そういった部分はウイルス感染症の危険性があることも、日本も外国も変わりません。
そういった参考になる部分はどんどん取り入れて業務に活かしたいと思います。
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