トコジラミ
2020年からの世界的な新型コロナの流行で、
あんなにたくさんいた訪日外国人がウソのように減り、
インバウンド重要でにぎわっていたエリアはひっそりとした状況になっていました。
ところが、今年の春ごろからワクチンの効果か、
世界的に新型コロナの猛威が下火になると、
今度はコロナ禍のひっそりした雰囲気がウソだったかのように、
外国人観光客が戻ってきました。
それと同時に弊社にも問い合わせが増えてきているのが、
「トコジラミで困っているのですが、なんとかなりませんか?」という依頼です。
通称トコジラミ、いわゆる南京虫は、ベッドの周囲などに潜み
夜になると吸血し、吸血された人はかゆさで目を覚まし、
それが毎晩続くので、寝不足になり、大きなストレスとなる厄介な虫です。
日本では、ほぼ絶滅していましたが、インバウンドで外国人旅行者が増えるにしたがって、
その荷物などに潜み日本に持ち込まれてしまっているようです。
外国旅行の多い人のお話では、海外のホテルに着いて、
荷物はバスタブに置く(カーペットなどに潜んでいるが、バスタブはつるつる滑って登ってこられない)、
なるべく電車の座席にも座らない、
日本に帰って来たらまずは玄関で荷物開け、
カバンのファスナーや縫い目にドライヤーをかけ殺虫したり
来ていた服は即洗濯をするなど、かなり厳重な対応をするようです。
それもそのはず、いったん繁殖されてしまうと、
駆除は相当難しく、費用や手間もかかり厄介な虫です。
殺虫剤をまいても、押入れや、寝具の奥などに潜まれてしまうと、
なかなか壊滅させることは難しいです。
かといって荷物を全て搬出して隅々まで殺虫するとなると大変、手間がかかります。
トコジラミは、日中にも姿を現し、吸血することはあるようですが、
圧倒的に夜に、人間が就寝しているところを狙って吸血します。
そのため、夜は自宅と別のホテルなどで泊まり、
エサとなる血液を吸わせないことで、トコジラミを飢えさせる、
という、大変根気のいる手段で、何とか撃退された方もいるようです。
現在は宿泊施設等が主な繁殖場所になっているようですが、
電車や店舗など、トコジラミが繁殖し、家庭に連れて帰る可能性のある場所が多くあります。
お困りの際はぜひ当社までご連絡ください。