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豚コレラの感染拡大

●豚コレラの感染拡大

ブログお読み頂きありがとうございます。消臭・消毒のクリナーズスタッフ横山です。

昨年の9月に岐阜県内で確認された豚コレラの感染が拡大しているようです。農林水産省の発表によれば、この農場から出荷された長野・滋賀・大阪・愛知の農場の豚でも感染が確認されたのことです。豚コレラは豚やイノシシが感染する病気であり、強い伝染力と致死率が特徴です。感染した場合の治療法はなく、感染した場合は家畜業界の被害が甚大になります。昨年9月に岐阜県内の豚やイノシシの施設で計7例の発生が確認され、約1万頭の豚と22頭のイノシシが殺処分されています。農林水産省によれば、豚コレラは豚やイノシシの病気で、人間に感染するということはないそうです。

野生のイノシシが感染を拡大している恐れがあるということで、岐阜県内で防護柵をつくるなど感染拡大の防止に取り組んでいたとのことですが、感染が他府県にも拡大してしまいました。愛知県では豚コレラの感染が確認されたこの養豚場の豚6640頭の豚の殺処分を開始したそうです。昨年の加計学園の獣医学部新設の際にも、家畜伝染病の件は話題にのぼりました。ひとたび感染が拡大すると、動物の殺処分、死骸の処理、畜産農家の経済的損失など大きな問題が発生します。2010年に宮崎県で口蹄疫が発生した際には、政府の初動対応の遅れから、被害の拡大が生じました。今回は早い終息を期待したいところです。