E型肝炎とジビエ
- 2018年2月21日
- カテゴリー: 感染症予防
●E型肝炎とジビエ
ブログお読みいただきありがとうございます。消臭・消毒のクリーナーズスタッフ横山です。
最近はやりのジビエ料理。ジビエとは狩猟で得た野生鳥獣の食肉を意味するフランス語です。日本では、鹿やイノシシ、野ウサギなどが食べられるようです。厚生労働省でも鳥獣被害防止対策としてジビエの活用を推進しているようです。また、地域活性化の対策として、ジビエ料理を打ち出す自治体などもあるようです。
しかしここで気をつけたいのはそういった食肉からE型肝炎ウイルスに感染する可能性があることです。十分に加熱した料理であれば問題ありませんが、生食や加熱不十分な料理などの場合、E型肝炎ウイルスに感染する危険性もあります。感染しても発症しないまま治癒するケースもありますので、感染に気付かないケースもあるようです。こういった食肉からE型肝炎ウイルスに感染して、わからないまま献血したことによって、輸血によって感染した症例も報告されています。こういったものの生肉やレバーを食べる場合には充分気を付けて下さい。