シックハウス症候群の基準見直し
- 2019年1月8日
- カテゴリー: 臭気判定士
●シックハウス症候群の基準見直し
ブログお読み頂きありがとうございます。消臭・消毒のクリナーズスタッフ横山です。
厚生労働省から、シックハウス症候群など体調不良をを引き起こす可能性のある化学物質の室内濃度基準の指針値が出されているのですが、この基準が16年ぶりに見直されることになりました。キシレンなどの3物質が規制強化されるようですが、新たな3物質の新規規定は見送られたようです。パブリックコメント(意見公募)や8月の検討会で業界からの懸念がでたこともあり、こういった経緯になったようです。今後の規制もにらみながら、今回は見送るとの判断のようです。昨年の時点で、年明けにはだされるとのことでしたので、近々発表されるのではないでしょうか。
1997年にホルムアルデヒドが規制されたのを皮切りに、今現在13物質が規制されています。建材などにも規制がかかっていて、ホルムアルデヒドなどに関しては、フォースターなどの等級が建材にも表示されています。新たに物質の規制がかかると、代替用に新たな建材・接着剤や塗料なども必要になってくることから、これから業界と規制側(行政)とのすり合わせも重要になってきますね。
化学物質と健康被害の因果関係を証明するのは難しい問題です。弊社にもいろいろな相談が寄せられます。今後の厚生労働省の規制の動きには注視していきたいですね。